もうすぐ夏休み!子どもとお金の話をしてみませんか

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こんにちは、芙蓉宅建FPオフィスのオオノです。

 

実は私、お金の仕事をする前は

幼稚園教諭と学童の先生として働いていました。

短大で幼児教育を専攻し、教諭キャリアは約6年です。

 

その後、お金の仕事について今年で12年目ですので

教諭時代のことは、遠い昔のような気もします。

 

しかし、大人向けのお金の仕事をしていくほど

幼少期の金融教育の大切さを痛感することが多くあります。

 

日本では

「子どもがお金の話をするのは良くない」

「お金は不浄のものだ」

など、子どもとお金の話をすることはタブー視されている傾向があります。

(もちろん全てがそうではありません)

 

子どもでも投資をさせるとか、お金の管理を任せるとか

そこまで本格的に求めなくても良いです。

 

まずは

「自分の持っているお金のなかで工夫して買い物をする」

という機会を与えてみてはどうでしょうか。

 

夏休みに、一緒にスーパーに行き

指定の金額の中で、子どもに買い物をさせてみましょう。

少し時間に余裕があるときが良いかもしれません。

間違えても、失敗しても、ここではOKです。

まずは

「子ども自身で、お小遣いの範囲で買い物をしてみる」

という経験を優先しましょう。

 

子どもが自分でじっくり悩んで、足し算・引き算をして、

ちょうどの金額で購入できた時の喜び。

予算がオーバーしたら「お金が足りないので買えない」という気持ち。

逆に大幅に予算を残した場合の「もっと買えたのになぁ!」という感覚。

 

これは、大人になってからの「お金に対する価値観」の形成につながります。

 

お金が足りなかったら買えない。

今持っているお金の範囲で、足りるように買う。

 

とてもシンプルですが、子どもも大人も

お金に対する向き合い方は基本的に同じです。

 

大人になれば、お金が足りなくても買わなければいけない場面も出てきます。

(住宅ローンやマイカーローンなど)

 

しかし、その場合でも

「足りなければ買わない・足りる分で買う」という基本の考え方は大事です。

 

ローンを組む場合でも

「いくらなら無理なく支払いができるか」を考える基礎になるからです。

 

子どもの、お金との向き合い方を見ると

大人もハッとさせられる部分があります。

こまごましたものをたくさん買って、しっかり計算をする慎重派か

小遣いのだいたいの範囲内で、大きなモノをドンと1個買って終わりの大胆派か

子どもの個性もみられて面白いですよ。

 

www.fsa.go.jp

金融庁のホームページには

子どもに人気の「うんこドリル」とコラボレーションした

面白くてタメになるコンテンツも準備されています。

 

来る夏休み、普段より少し余裕のある時間を使って

さまざまな角度から、子どもとお金について話してみませんか。

実際に経験してみることは、大切です。

 

是非おすすめです。